結局、固定は不要。次の月曜日に様子を見せてくれ、ということになった。
 では、土曜日に丸一日、すぐ取れる固定を待った時間はなんだったのか。懐中電灯下で研修医の実験台になったのは、何だったのだろうか。
 固定なしなどということで、きちんと治るのだろうか。色々と「?」と不安が渦巻いた。ただ、「ここで固めていいのだろうか?と思う固定よりはましという気はしたし、何より日常への影響が最小限なのはどこかほっとした。
 縫った顎の傷に関しては、次の月曜の通院時にここで抜糸しようということになった。先日は木曜にGPでと言われたが、月曜日まで待っていて大丈夫かと念を押したが、大丈夫とのことだった。GPまで行くのも億劫だったので、助かったと思った。


 この抜糸時期と固定の問題以外は、基本的にプロフェッサーKの判断は、基本的にミスターCと同じだった。手術なし。骨折一般の問題として全治6週間。欠けた歯の治療は口がある程度開くようになってから、自分で歯医者を探せ。かみ合わせは完全には元に戻らない――。
 なんとなく聞くべきことは聞いた気がしたものの、プロフェッサーKの話がわかりにくいので、漠たる不安が残った。正直なところ、事故の日からひたすら、待たされて何も決まらないというのが続く中で、思考停止状態になっていた。
 2つ残っていたブラケットは、無理やりはずす衝撃は現段階で加えられないとのことで、そのままとなった。非常に不愉快だった。その後、2週間の間に無事(?)2つとも取れたが。



f6-7-1ブレンダー

(固定なしになったものの、口は開かないので、スープ・スープ・スープライフ。そのために買った激安ブレンダー。)