渡英初期に好奇心からGP登録をしていたが、そのときには医師に会っていない。尿検査をされ、看護師から問診を受けただけだった。それが、ここにきて、NHSの醍醐味(?)、GPから専門医(今回は理学療法士なので医師ではないが)への紹介を体験することとなった。
 GPに電話をしてみると、受付の人は、まず先に、「おすすめは、ウォーク・インの日に並ぶこと」だと言った。予約だと最短で10日後だという。やはり、急病に対応できるしくみではない。そこで、直近のウォーク・イン(当日先着順)の日にGPに行くことにした。


 選んだのは、平日16時のウォーク・イン。この診療所は、予約の時間とウォーク・インの時間を組み合わせて1日を構成している。
 前に用事があったので、着いたのは15分前だった。遅すぎるかと思ったら、ドアが閉まっていて、その前で待つ人1名。私が並んだ直後から列が急に伸びて、16時には10組以上並んでいた。学校帰りの子どもを連れた親が多かったから、そのためのこのウォーク・インの時間設定なのだろう。
 1組目は、父親が先に並び、あとで母と子どもが合流していたが、後ろのほうの人たちは、のんびりやってきた。日本のように1時間前から血眼になって並んだりしないのは、イギリスらしい。
 時間になるとドアが開き、並んだ順に受付へ。受付順2番目ということで、受付で医師の希望はないことを告げて待つことにした。


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(10分前から一気に列ができました。)